さんすうの種 〜幼児期からはじめるおうち算数〜

大学院で数学を学んだママの種まき日記

🔢 「けた」ってなんだろう?

〜数の世界を一緒に旅してみた話〜

こんにちは。
今日は、息子に「桁(けた)」について教えたときのことを書いてみようと思います。

数の仕組みって、大人にとっては当たり前でも、子どもにとっては不思議なもの🌱
それをどうやって楽しく伝えるか、挑戦してみました。


数字が9個

ある日、こんな質問がとんできました。

「数字が9個ある!これなんて読むの?」

「100,000,000」って数字、 幼児でも大きな数に興味があるんだな、と関心しました。

これはいいチャンスだと思ったので、「数の桁」についていっしょに考えてみることにしました。


🏠 数字には「おうち」がある:桁の考え方

まず3つの四角を描いて、右から順にこう説明しました。

  • 一番右のおうち:1のくらい
  • 真ん中のおうち:10のくらい
  • 左のおうち:100のくらい

それぞれの場所には、特定の「大きさ」を持った数字しか入れないという“ルール”があるというイメージで伝えました!

数字が増えるたびに、右のおうちがいっぱいになったら左に「お引越し」していく。


🔢 数のスケールを広げていく:10の倍数の冒険

じゃあここからは「10がどんどん大きくなったらどうなる?」という話に。

  • 1 (いち)
  • 10(じゅう)
  • 100(ひゃく)
  • 1,000(せん)
  • 10,000(まん)
  • 100,000(じゅうまん)
  • 1,000,000(ひゃくまん)
  • 10,000,000 (せんまん)
  • 100,000,000 (いちおく)

ここで「ゼロの数」に注目します。

「ゼロがひとつ → じゅう」
「ゼロがふたつ → ひゃく」
「ゼロがみっつ → せん」
……と続いていく。

じゃあ、ゼロが10こなら? 100こなら?
ずっとゼロが続いたら、どうなる?


🔁 無限大の数まで話を広げてみる

「ゼロがずーっと続いたら?」と聞かれたときは、

そんなに大きな数までイメージしようと頑張っていることに、びっくりしました!🫢

「ゼロがずーっと続くと、“無限大”っていう特別な数になるよ。」

そう伝えると、息子の目がキラキラしていたのが印象的でした✨


子どもに「桁」を教えるときのポイント

今回試してみてよかったことをいくつかまとめておきます。

  • 視覚化する
    数字の「おうち(くらい)」を図で描いて説明

  • ゼロの役割を明確にする
    「空っぽ」ではなく「場所を示すマーク」として伝える

  • 10の倍数で遊ぶ
    「ゼロの数がふえるとスケールアップ!」という感覚

  • 無限大にも触れてみる
    「どこまでも続く世界がある」と知ることがワクワク体験


📚 さいごに:数字の世界は果てしない

「けた」って、単に数を並べるだけじゃない。
「場所」「ルール」「変化」「スケール」という、
いろいろな物語があって、
まるで冒険しているみたいだなと、改めて感じました。

🌱子どもといっしょに数の物語をたどる時間は、とても贅沢で貴重なものでした。
そして、その興味の芽が「算数っておもしろい!」という気持ちにつながっていくことを、そっと願っています。